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株式会社アトラス

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研究開発支援業

  • 自動車部品、OA機器、アミューズメント、玩具、文具等、試作品製造におけるデザイン・モデリング・設計業務等を行っています。
  • マイクロ波成形・光造形・樹脂加工・真空注型、板金加工等の様々な技術を用いて、多種多様な新製品を具現化するお手伝いしています。

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青木孝夫 社長

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 社長の日々の仕事について質問すると、「ほとんど仕事していないよ!」という答え。
 現在、アトラスで働く社員さんは70名。「最終的な判断や意思決定をする責任者ではあるけど、できるだけ現場には口出しせず、任せているんです」と、笑いながら教えてくれました。
 
 「起業して33年になります。当時2人でアトラスを設立しました。あの頃はがむしゃらでしたね。資本金を用意して、場所を探して、設備を整えて…」。
 
 これまでの苦労について聞いてみると、ここでも「特に思い当たらない」と。「私たちの仕事は、造ったモノが目の前でお客様に評価され、カタチになっていくから、手ごたえがあって楽しいんだよ」とのこと。経営者ってすごいな…と思いました。
 

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 休日はテレビや映画鑑賞、読書をしているそうです。読書についてオススメを聞くと、「ヘーゲルの弁証法かな。“アウフヘーベン”。君も勉強してみたら?」と言われました。自分なりに調べてみると、哲学の分野で少し難しいのですが、『賛成意見と反対意見の本質を捉えて、考えを結合させることで新たな意見を生み出す』といった考え方なのかな…?と思いました。会社経営には哲学の知識も活かされていることが分かりました!
 

営業課 津田雄太さん、製造課 豆生田高志さん

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 津田さんは営業課勤務で、色々な業界の研究開発部門へ訪問し、受注手配や製品の納品等をしています。豆生田さんは製造課勤務。お客様の思い描く新製品のイメージをCAMを使ってプログラミングし、樹脂切削などの技術で試作品というカタチにしていきます。プログラミングだけでも、複雑なものでは2日間かかることもあるとか。金曜日に、『月曜日までに仕上げてほしい』という要望をお客様から受ければ、残業や休日出勤もします。
 
 二人とも「目指すのは、お客様の求める品質に、120、130%のレベルで応えること」という言葉から、 部署は違っても、お客様第一という想いは一緒なんだということが分かりました。
 
 休日の過ごし方にも、共通点を発見しました。それは、街中やアミューズメント施設に、自社が携わった製品を見に出かけること。試作段階と実際に使われている完成品の違いから、次の仕事に活かせることを発見するそうです。
 休みの日にも仕事のことを考えるなんて、すごい。誇りを持って働いていることが伝わってきます。
 

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 青木社長にとって社員さんは“大切な協力者”だそう。社員さんの能力を最大限に発揮できるよう、環境づくりにも配慮しています。社内には、作業効率を高める心地よい音楽が流れ、加工技術を駆使した造形物があちこちに飾られていました。6月の『設計・製造ソリューション展』に出展したという3Dプリンターで描かれた大きな壁画の他、東京スカイツリーや、大きなスニーカーの模型など、見ているだけでワクワクします。
 

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 社員さんから見た青木社長は、
 
「ダンディな見た目に反してフランクな話し方をするギャップが魅力的(津田さん)」
「考え抜かれた信念を持っていて尊敬できる人(豆生田さん)」だそう。
 
 職場の雰囲気は、適度な距離感を保ちながらも、相談しやすくお互いに切磋琢磨し成長できる場として、それぞれに居心地の良さを感じているようです。
 

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就職にあたっては「20社でも30社でも、とにかく自分の足で訪問してみて、その会社の風土や社員の人柄などにふれてほしい。その中にきっと、ひらめくものがあるはず」と、力強くアドバイスしてくれました。
 
 就職後は「3年間は、文句を言わずにひたすら修行!」とのこと。最初の3年間で貪欲に知識を吸収していけば、次の3年間では自分の意思や意見を主張できるようになってくるのだそうです。「3年頑張れば、“ななめ45度、上の視点”にまで、視野が広がるようになる。自分にはまだ発揮できていない力があることを信じて、何事にもチャレンジしてほしいね」。
 そんな可能性を秘めた社員さんにチャンスを与えることが、社長の役目であり、楽しみでもあるそうです。
 

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「上司に頼らず仕事を完結させられる、一人前の技術者になりたい(豆生田さん)」。
「営業は数字が勝負ですから、売り上げNO.1を目指したい(津田さん)」と、今後の目標についても意欲的に語ってくれたお2人。
 
 入社の決め手は、小さいころからモノを作るのが好きだったことと、様々な業界にまたがって、製品として世に出る前のモノを、誰よりも早く見られることに興味を惹かれたからだそう。ご自身の経験から、就職活動については「面接に合格することだけにとらわれず、興味があることや好きなこと、得意なことから、やりたいことを見つけてほしい」というアドバイスをもらいました。やりたいことがみつかれば、目的意識を持って学ぶことができるのだと教えてくれました。

 

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青木孝夫 社長

「アトラスは、創造力を働かせ、お客様のアイデアを具現化していきます。電子レンジで成形品を造るマイクロ波成形技術など、様々な技術や独自のノウハウを駆使し、新たなヒット商品を生み出すお手伝いができるのが魅力です。」

営業課 津田雄太さん

「自分を信頼して、大きな仕事を任せてくれることに、とてもやりがいを感じます」

製造課 豆生田高志さん

「試作業は認知されにくい業界かもしれませんが、ゼロからモノづくりに携われる達成感は、同じ製造業のなかでも、他では味わえない大きな喜びがあります」

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中野湧登
神奈川大学 1年生

 まず、両親以外の社会人のお話を聞くことなんて滅多にない機会で、働く上での心得や、“ななめ45度、上の視点”等、自分がこれまでに触れたことのない考え方を多く学ぶことができました。例えば、印象深かったのは、青木社長が入社面接で、その人の“名前のルーツ”について聞くというエピソードです。親が考えた名前の由来でなく、自分なりにどう解釈しているかを聞くそうです。「湧登」という私の名前。「湧」は湧水のように出てくる興味と捉えて、「登」は、困難なことでも、山だと思って登りきる。つまり、『興味を持ったことは、最後までやりきる人間になる』と解釈してみました。

 今回の取材のおかげで、私は「試作業」という業界を初めて知り、今の自分には語彙力や一般常識を含め、知識が足りないことも痛感しました。当たり前のことですが授業をしっかり受けて、本やインターネットを通じて昨日の自分より新しい知識を吸収する。まずは今やれる目の前のことをしっかり頑張ろうと思います。

 また、将来やりたい仕事を見つけるためだけでなく、視野を広げるためにも、学生のうちに何かボランティアに参加してみたいと思いました。