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サンリツオートメイション株式会社

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PSI事業(生産ライン・社会インフラ向けのシステム)
 例:高速道路のETC、トヨタ自動車工場内における生産指示システム 等
 
IEC事業(産業用組込みコンピュータ等)
 例:産業用コンピュータのCPUボード 等
 
AMC事業(先進計測・制御システム)
 例:医療機器、ロボット等の高精度の制御装置 等

企業ホームページ「サンリツオートメイション株式会社」LinkIcon

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 サンリツオートメイションは、高速道路のETCシステムやコンピュータのCPUボードの製造等、産業分野に欠かせないコンピュータシステムを提供。 2005年の愛・地球博ではトヨタ自動車のプロジェクトにも参加し、ロボットの遠隔操縦技術を駆使してレスキューロボットコンテスト(通称:レスコン)にも特別協力するなど、幅広く活躍しています。
 毎週、経営会議はもちろんのこと、営業部等の担当会議にも出席し、業務改善プロジェクトや、品質・環境・労働安全・衛生についてのリスク管理など、常に会社の課題に向き合っている鈴木社長。
 
 社員さんは、お客様の高度な要求に応えるため、専門的な知識や技術を身につけた高等専門学校(高専)出身の方が多く、社長自ら学校に出向いて、自社の魅力を伝えるために会社のPRをするそうです。採用活動以外にも、会社外での会議に積極的に出席している理由を尋ねると「お客様や協力企業さんはもちろん、これから入社してくれる若い世代の人たちと良い関係をつくるのは、私の大事な役目なんです」と教えてくれました。社長って、常に会社のために飛び回っているんですね!
 

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 そんな鈴木社長が推奨しているのは、仕事とプライベートの両立、つまり“ワークライフバランス”です。有給休暇は病気で休む時に備えてとっておくのではなく、しっかり仕事をして、リフレッシュのために使ってほしい。社員さんにも、そうアドバイスしているそうです。仕事にメリハリがつき、モチベーションも上がりそうですね。
 

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 HさんはTPIP(TelePresence over IP system:ティーピップ)という事業の開発担当。TPIPは、遠隔操縦ロボット用の制御基板のシステム。 (東日本大震災による津波や福島第一原発事故のがれき撤去にもこの技術が活用されました)
 
 「実は、新人教育が終わってすぐに担当させてもらったのがTPIPの仕事。学生の頃から知っていて、挑戦してみたいと思っていたんです。」と目を輝かせながら話してくれました。「仕事が終わった後に、同僚や一緒に仕事をしている方とご飯に行ったりもしますね。これは仕事に入るのでしょうか(笑)」。
 

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 サンリツオートメイションは鈴木社長のお父様によって設立されました。
 鈴木社長は「自分が死んだ後に、会社が潰れてしまっては死にきれない」と心配していた先代の想いに応えようと、当時勤務していた会社を離れ、後を継ぐことを決意しました。
「会社を経営しているというよりは、大家族を率いている感じかな。社員は自分の甥っ子、姪っ子のような存在なんです」と語る鈴木社長は、 常に一歩後ろから、社員さんを見守っているそうです。
 
 社風について聞いてみると、「面倒見の良さが、わが社の企業文化」という答え。
 朝起きられず遅刻の多い社員さんに、モーニングコールをかけてサポートしたこともあるそうです。できないことを叱るのではなく、成長のチャンスを与えるというのが鈴木社長の考えです。「それに応えて仕事でも結果を出してくれると、嬉しいねぇ」とあたたかな笑顔で話してくれました。
 

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 入社当時は、とにかくがむしゃらでした。
 お客様から「この製品に、新しい機能を実装する方法を考えて欲しい」という要望を受けると、それに応えるソフトウエアのプログラムを作るため、色々な部署と連携します。「知識も未熟で、先輩方にはいつも助けてもらっていました」というHさんも、今では、どうやって設計していくか話し合う過程が楽しくて仕方ないそう。鈴木社長も、「新入社員にはハードルの高い仕事だったと思うけれど、夜遅くまでよく頑張ってくれていた」と当時を振り返り評価するほど。新入社員を助ける先輩がいて、それを見守る社長がいる。職場の雰囲気は、本当に家族のような空気感なんですね!
 

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 学生にはまず、働くということは“義務を果たさなければならない”ことを理解し、"逃げないでやり遂げる”という覚悟を持ってほしいとお話してくれました。

 「学生は学校に学費を払うけれど、社会人は給料をもらいながら教育を受ける。失敗しても、そこから多くを学び、同じ失敗は二度しないように、意欲的に取り組むことが社会人としての務めだと思うんです」。厳しくも背中を押してくれるような言葉でした。社会人になる準備は、今からでもできそうです。
 

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 新人時代に比べ、計画をちゃんと立てられるようになったというHさん。Plan→Do→Check→Actionというプロセスを意識して仕事の効率を上げることは、社長にもいつも言われていて、心がけています。学生のうちからそれができるようになれば、僕みたいに苦労しないかもしれませんね(笑)」と語ってくれました。
 

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鈴木一哉 社長

「利益を追求することだけを目的とせず、社会に価値を提供していきたい。世の中のどこかに、私たちの技術を必要としている人がいる。その想いに応え、力になりたいと思っています。共感できる方はぜひ仲間になっていただきたい。」

システム開発部/情報システムT兼務 Hさん

「やりたい仕事を思いっきりやらせてもらえるので、やり遂げた時の達成感は格別です。社内のフォロー体制も魅力ですね。そして、なんといってもレスコン! ロボットって、実は簡単に作れるんですよ(笑)。カメラやセンサーを付けてパソコンで遠隔操作してみると思い通りに動くんです。面白いので、たくさんの人に興味を持ってもらいたいですね。」

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磯部愛香
桜美林大学 2年生


 お話を聴いて、社長が会社から離れていることが多いというのは意外でした。取材するまでは、社長は社長室でお客様対応をしているものと思っていました!
  また「コソコソ遊ぶのではなく、あえて社員に遊んでいる姿をみせる」という言葉も印象深かったです。 社員さんにものびのびと休日を過ごしてほしいという心遣いを感じ、先代のお父様の時代からずっと、社員想いであたたかい企業文化がしっかりと根付いていることが伝わってきました。 その環境の中で、社員さんが「やり遂げる!!」という強い意志で仕事をしていることも、素敵だと思いました。
 
 はじめてのインタビューで最初は緊張していたHさんも、TPIPのお話をしたら止まりません(笑)。最近のロボットの進化についても聞かせてくれ、「ロボットの名前はダミヤンっていうんですよ」と、嬉しそうに教えてくれました。サンリツオートメイションは、情熱をもって仕事がしたい人に開かれている道のように感じます。
 サンリツオートメイションでは 現在、車いす転倒検知のアプリケーションも開発しているそうです。これは車いすで転倒してしまった時に、介護施設や支援者に救助を要請するシステム。まさに“自分たちを必要としている人のため”という、価値のあるビジネスです。
 
 世の中にはさまざまな技術が必要とされていて、その分野に特化した企業があることを初めて知り、社会を支えている技術に感謝しなければならないと思いました。